こんにちは!銀座店スタッフの清水です。
梅雨の湿度からカビが原因でかかる病気をご紹介です。
1.感染症
「水虫」や「タムシ」などカビが人の肌に取り付いて起こす「浅在性皮膚真菌症」。他にも皮膚カンジダ症、マラセチア毛包炎などがあります。これらは皮膚の浅いところに感染した場合に起こるものです。皮膚の深いところに感染して起こる病気もあります。皮膚の深いところに生じるものを「深在性皮膚真菌症」といい、免疫力が低下した人に多く見られる皮膚クリプトコッカス、潰瘍性や肉芽腫性の病変を起こすスポロトリコーシス、皮膚の下に結節や腫瘍を作る黒色真菌症などがあります。
2.アレルギー性疾患
「気管支ぜんそく」や「アレルギー性鼻炎」などカビの胞子が気管や肺、鼻に入っておこる病気です。空気中に浮いているカビは非常に小さく目に見えないので呼吸をすると同時に体の中に入ってきます。これにより上記の病気が引き起こされます。さらにカビの種類によってかかる病気が異なり、アスペルギウスやクリプトコックスという真菌(カビ菌)が肺に入ると肺自体にアレルギー性の炎症が起きます。症状は咳や発熱などで、これが進行すると呼吸困難にまで至ります。この中でもアレルギー性気管支肺アスペルギウス症は、気管支喘息と症状が酷似しているために、診断には血液検査、レントゲン検査などが必要になります。
3.カビによる中毒
カビによる中毒は食中毒とは少し異なり、食べた後すぐに嘔吐、下痢などの症状が出るというものが少なく、後々、慢性疾患からのガンや、肝臓もしくは腎臓の障害が起きるものもあります。これはカビが作る毒素:マイコトキシンによるものです。天然物の中で最強と言われている発がん性をもっています。
たくさんカビが原因の病気がありますので、こまめに湿気対策をしましょう。
ポイント☆
掃除する場合によく使いがちなカビ取りスプレーですが、頻繁に多用しないようにしましょう!
カビ取りスプレーは確かにカビを除去してくれるのですが、他の菌も死滅させてしまうので、除去した後がさらに繁殖しやすい環境になってしまいます。なので根深いカビ以外にはあまり使わないようにしましょう。
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